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暮らしにも生かせる!?
ムダを失くすヤマコー流!職場環境の『6S・5定』
2024.11.22
みなさんは、「5S」とか「5定(5T)」という言葉を聞いたことがありますか?
一般的にはあまりなじみのない言葉かもしれませんが、実はこれ、わたしたちヤマコーのような製造業でよく使われている職場環境の改善や衛生管理のスローガンなんです。
ヤマコーでは、この「5S」にもうひとつ「S」を加えて「6S・5定」を経営の基本としています。
今回は、これらのスローガンについて、ご紹介しましょう。
5Sって一体なんのこと?
5Sとは、職場環境の整理整頓を進め、効率的な作業を促進しようという活動のこと。
「整理(Seiri)」「整頓(Seiton)」「清掃(Seisou)」「清潔(Seiketsu)」「しつけ(Shitsuke)」の頭文字から5S活動と呼ばれています。
5Sの起源は戦後の産業復興にまでさかのぼり、1950年代後半から1960年代初頭にかけて、特に製造業の現場で広まりました。その後、品質改善や生産性向上の手法として重要な要素となって製造業の発展に大きな影響を与え、世界中の製造業で広く取り入れられるようになりました。現在では、製造業だけでなく、オフィスやサービス業、さらには医療機関や教育現場など、さまざまな業界で実施されています。
ヤマコーの6S活動
わたしたちヤマコーでは、5SにもうひとつのS「習慣(Syuukan)」を加えた6Sをスローガンとしています。
ヤマコーの6S
- 整理
- 必要なものと不必要なものを区別し不要物を捨てた状態にする事。
- 整頓
- 「整理」で残った必要なものを誰でもすぐに取り出せるように確実な表示を行い置き場所及び置き方を決定する事。
- 清掃
- 身の回りや職場を常にきれいにした状態にすると同時に使用前の状態にし、細部まで点検する事。
- 清潔
- いつ誰が見ても、誰が使っても不快感を与えないよう「整理・整頓・清掃」を徹底して実施し、汚れがなくきれいな状態を維持する事。
- しつけ
- 決められたルールを順守し、ルール通りに実行する事。
- 習慣
- 「しつけ」た「整理・整頓・清掃・清潔」を日々反復する事により、自然な行動として出来るようにする事。
整理・整頓が行き届いていることで、転倒や衝突のリスクが減り、また機械の誤操作防止にもつながり、労働災害のリスクも低減し従業員が安心して働ける環境が整います。
また整理整頓が徹底されることで、不要な在庫を持たずに済み、必要なものだけを適切な量で管理でき、在庫管理コストや無駄な資材費用を削減する事が出来ます。
この6Sを理解し実施する事で、効率的な作業環境を作ることができ、3M(ムリ・ムダ・ムラ)が改善され、安全・品質の向上に繋がるのです。
また意識するだけ、掲げるだけではなく、社員全員で繰り返し実施する事で習慣化して環境が整い、行動が変わるのです。
● ヤマコーの6S活動事例
- ・毎朝、構内及び会社周辺の清掃、水撒きの実施
- ・毎月1回、社員全員で団地内の歩道の清掃
- ・事務所内、清掃当番を決めて毎日の清掃実施
清掃活動
5定って一体なんのこと?
5定は、5S(6S)の中でも特に「整理・整頓」についての維持改善を目指したスローガンで、職場内において徹底されるべき事項となっています。
「定」はなんの略だと思いますか?
企業によって異なりますが、一般的には「定時(定められた時間)・定位置(定められた位置)・定品(定められた品)・定量(定められた量)・定高(定められた高さ)」の5つを指していて、作業の効率性を高め、3M(ムリ・ムダ・ムラ)を省くための基本的なフレームワークとして、製造業だけでなく多くの現場で活用されています。「いつ、どこに、何を、いくつ、どこまで」が明確に定められているというわけです。大量の物があふれる広い工場内においてこの5定の徹底は、重要な役割を果たしているんです。
この5定を、ヤマコーでは「定路・定品・定位・定量・定色」と定めています。
ヤマコーの5定
- 定路
- メイン・サブの通路を決める。(特に壁側は必ず通路とする。田・目・日・口の字の通路)
- 定品
- 何を置くかを決め、品目表示をして間違い防止、景観の美化につなげる。
- 定位
- 所番地を決め、区画線を引き表記する。
- 定量
- 上下限の在庫量を決め、表示することで、在庫管理ミスによる備品の欠品などを防止する。
- 定色
- 通路を含めた現場のモノの色を決め塗る。
この5定が正しく実践されると、従業員の意識向上によって作業環境の整備や美化、安全性が強化され、業務効率は向上。品質が安定し、結果的にコスト削減につながるなど、素晴らしい効果があります。組織の競争力が高まり、従業員の満足度やモチベーションの向上、長期的な業務の安定性を確保できるというわけです。
● ヤマコーの5定活動事例
- ・各消耗品の上下限を決めた在庫管理表の運用
- ・工場内の歩行帯・リフト通路を色分けし安全確保
- ・看板による各職場名の表記
歩行帯・リフト通路の色分け
看板で各職場名を表記
「6S・5定」の考え方が普段の暮らしにも
こうして見てみると、6S、5定の考え方は私たちの普段の暮らしにも生かせる点が多いと思いませんか?
日常生活を効率よく過ごすことで時間やエネルギーを節約でき、より充実した生活を送ることができそうですよね。家庭生活の「6S・5定」を考えてみましょう。
家庭生活の6S
- 整理
- 無駄なものを排除して効率的な暮らしに。
- 整頓
- 使い勝手よく配置してスムーズな生活に。
- 清掃
- 定期的な清掃で気持ち良い生活空間に。
- 清潔
- 清潔な空間も維持しやすく、心も体も健康に。
- しつけ
- 家族全員が協力することで調和が生まれる。
- 習慣
- 毎日繰り返す事で生まれる快適生活。
家庭生活の5定
- 定時
- 寝食は規則正しい生活で心身健康に。
- 定位置
- 物の配置を定めて生活をスムーズに。
- 定数
- 計画的な買い物でうっかりやムダを排除。
- 定額
- 予算立てでムダ使いを無くし家計も安定。
- 定規
- 家庭の約束をみんなで守って家庭円満。
いかがですか?良いことづくめで素晴らしいですね!
細かい決まりや一人ひとりの意識は些細なことと思われがちですが、結果として大きな利益や損失につながってしまうため、ヤマコーでは経営の重要な方針として守り続けています。
家庭生活では、あまりきっちり決めすぎると少し窮屈かもしれませんが(笑)、日々の暮らしで家族みんなが少しずつ意識するだけで親も子どももストレスなく暮らすことができるかもしれません。
今日からほんの少し意識してみませんか?
みなさんは、「5S」とか「5定(5T)」という言葉を聞いたことがありますか?
一般的にはあまりなじみのない言葉かもしれませんが、実はこれ、わたしたちヤマコーのような製造業でよく使われている職場環境の改善や衛生管理のスローガンなんです。
ヤマコーでは、この「5S」にもうひとつ「S」を加えて「6S・5定」を経営の基本としています。
今回は、これらのスローガンについて、ご紹介しましょう。
5Sって一体なんのこと?
5Sとは、職場環境の整理整頓を進め、効率的な作業を促進しようという活動のこと。
「整理(Seiri)」「整頓(Seiton)」「清掃(Seisou)」「清潔(Seiketsu)」「しつけ(Shitsuke)」の頭文字から5S活動と呼ばれています。
5Sの起源は戦後の産業復興にまでさかのぼり、1950年代後半から1960年代初頭にかけて、特に製造業の現場で広まりました。その後、品質改善や生産性向上の手法として重要な要素となって製造業の発展に大きな影響を与え、世界中の製造業で広く取り入れられるようになりました。現在では、製造業だけでなく、オフィスやサービス業、さらには医療機関や教育現場など、さまざまな業界で実施されています。
ヤマコーの6S活動
わたしたちヤマコーでは、5SにもうひとつのS「習慣(Syuukan)」を加えた6Sをスローガンとしています。
ヤマコーの6S
- 整理
- 必要なものと不必要なものを区別し不要物を捨てた状態にする事。
- 整頓
- 「整理」で残った必要なものを誰でもすぐに取り出せるように確実な表示を行い置き場所及び置き方を決定する事。
- 清掃
- 身の回りや職場を常にきれいにした状態にすると同時に使用前の状態にし、細部まで点検する事。
- 清潔
- いつ誰が見ても、誰が使っても不快感を与えないよう「整理・整頓・清掃」を徹底して実施し、汚れがなくきれいな状態を維持する事。
- しつけ
- 決められたルールを順守し、ルール通りに実行する事。
- 習慣
- 「しつけ」た「整理・整頓・清掃・清潔」を日々反復する事により、自然な行動として出来るようにする事。
整理・整頓が行き届いていることで、転倒や衝突のリスクが減り、また機械の誤操作防止にもつながり、労働災害のリスクも低減し従業員が安心して働ける環境が整います。
また整理整頓が徹底されることで、不要な在庫を持たずに済み、必要なものだけを適切な量で管理でき、在庫管理コストや無駄な資材費用を削減する事が出来ます。
この6Sを理解し実施する事で、効率的な作業環境を作ることができ、3M(ムリ・ムダ・ムラ)が改善され、安全・品質の向上に繋がるのです。
また意識するだけ、掲げるだけではなく、社員全員で繰り返し実施する事で習慣化して環境が整い、行動が変わるのです。
● ヤマコーの6S活動事例
- ・毎朝、構内及び会社周辺の清掃、水撒きの実施
- ・毎月1回、社員全員で団地内の歩道の清掃
- ・事務所内、清掃当番を決めて毎日の清掃実施
清掃活動
5定って一体なんのこと?
5定は、5S(6S)の中でも特に「整理・整頓」についての維持改善を目指したスローガンで、職場内において徹底されるべき事項となっています。
「定」はなんの略だと思いますか?
企業によって異なりますが、一般的には「定時(定められた時間)・定位置(定められた位置)・定品(定められた品)・定量(定められた量)・定高(定められた高さ)」の5つを指していて、作業の効率性を高め、3M(ムリ・ムダ・ムラ)を省くための基本的なフレームワークとして、製造業だけでなく多くの現場で活用されています。「いつ、どこに、何を、いくつ、どこまで」が明確に定められているというわけです。大量の物があふれる広い工場内においてこの5定の徹底は、重要な役割を果たしているんです。
この5定を、ヤマコーでは「定路・定品・定位・定量・定色」と定めています。
ヤマコーの5定
- 定路
- メイン・サブの通路を決める。(特に壁側は必ず通路とする。田・目・日・口の字の通路)
- 定品
- 何を置くかを決め、品目表示をして間違い防止、景観の美化につなげる。
- 定位
- 所番地を決め、区画線を引き表記する。
- 定量
- 上下限の在庫量を決め、表示することで、在庫管理ミスによる備品の欠品などを防止する。
- 定色
- 通路を含めた現場のモノの色を決め塗る。
この5定が正しく実践されると、従業員の意識向上によって作業環境の整備や美化、安全性が強化され、業務効率は向上。品質が安定し、結果的にコスト削減につながるなど、素晴らしい効果があります。組織の競争力が高まり、従業員の満足度やモチベーションの向上、長期的な業務の安定性を確保できるというわけです。
● ヤマコーの5定活動事例
- ・各消耗品の上下限を決めた在庫管理表の運用
- ・工場内の歩行帯・リフト通路を色分けし安全確保
- ・看板による各職場名の表記
歩行帯・リフト通路の色分け
看板で各職場名を表記
「6S・5定」の考え方が普段の暮らしにも
こうして見てみると、6S、5定の考え方は私たちの普段の暮らしにも生かせる点が多いと思いませんか?
日常生活を効率よく過ごすことで時間やエネルギーを節約でき、より充実した生活を送ることができそうですよね。家庭生活の「6S・5定」を考えてみましょう。
家庭生活の6S
- 整理
- 無駄なものを排除して効率的な暮らしに。
- 整頓
- 使い勝手よく配置してスムーズな生活に。
- 清掃
- 定期的な清掃で気持ち良い生活空間に。
- 清潔
- 清潔な空間も維持しやすく、心も体も健康に。
- しつけ
- 家族全員が協力することで調和が生まれる。
- 習慣
- 毎日繰り返す事で生まれる快適生活。
家庭生活の5定
- 定時
- 寝食は規則正しい生活で心身健康に。
- 定位置
- 物の配置を定めて生活をスムーズに。
- 定数
- 計画的な買い物でうっかりやムダを排除。
- 定額
- 予算立てでムダ使いを無くし家計も安定。
- 定規
- 家庭の約束をみんなで守って家庭円満。
いかがですか?良いことづくめで素晴らしいですね!
細かい決まりや一人ひとりの意識は些細なことと思われがちですが、結果として大きな利益や損失につながってしまうため、ヤマコーでは経営の重要な方針として守り続けています。
家庭生活では、あまりきっちり決めすぎると少し窮屈かもしれませんが(笑)、日々の暮らしで家族みんなが少しずつ意識するだけで親も子どももストレスなく暮らすことができるかもしれません。
今日からほんの少し意識してみませんか?